フッ素のお話

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フッ素のお話

フッ素のお話

むし歯予防に良い物と言えばフッ素ということが広く知られていますね。

フッ素は自然界に存在する元素で、私達が普段お口にする食べ物・飲み物にも含まれています!

(お茶、海藻、魚、野菜など)

 

世界中の研究で”高いむし歯予防効果”が確認されています。

使わないなんてもったいない!上手に使って、むし歯予防効果をUPさせましょう。

フッ素はお口の中でどんな働きをするのでしょうか?

  • フッ素のお話

①歯が溶けるのを遅らせ(脱灰を抑制)、溶けた歯の修復を早めてくれます(再石灰化を促進)。

②歯の結晶を強くしてくれます。

③細菌の活動を阻害します。

 

お口の中にフッ素が存在すると、こんなにたくさんの良いことがあるのです!

どんなフッ素を使えばいいのでしょう?

  • フッ素のお話

オススメはフッ素配合歯磨き剤です。

「それならもう使ってるよ!」と言う方も多いと思いますが、毎日の歯磨きに手間なく取り入れられるので、とても簡単ですね!

値段も数百円から入手でき、安価なのも魅力的で続けやすいです。

世界中の研究で信頼性もバッチリです!

 

フッ素配合歯磨き剤とフッ素無配合歯磨き剤を比較すると、23~30%も予防効果がUPします。

同じ歯磨きをするのなら、フッ素配合を選びましょう。

歯ブラシの毛が届きにくい深い溝や歯と歯の間にも作用してくれますよ!

(フッ素を使っていればむし歯にならないということではないので、丁寧に磨き、食生活も整えましょう!)

 

他にもフッ素のうがい薬や、医院で専門家しか塗ることができない高濃度のフッ素もあり、併用すると更にむし歯予防効果がUPします。

歯磨き剤+フッ素洗口剤   → +7%効果UP

歯磨き剤+歯科医院での塗布 → +14%UP

むし歯リスクが高い方や、歯が萌えたばかりで弱いお子様などには併用が効果的です!

 

そんなに使って大丈夫なの…?と心配される方もいるかもしれません。

日本で認められているフッ素は全て併用しても安全性に問題ありませんのでご安心くださいね!

歯磨き剤のフッ素濃度には違いがあります!

  • フッ素のお話

ppmで表示されているので、チェックしてみて下さいね!

聞きなれない単位ですが、100万分の1の割合を示す単位で、歯磨き剤に多い1000ppmは0.1%になります。

現在は最高濃度で1500ppmのフッ素濃度が販売されており、1500ppmは1000ppmより、予防効果が9.7%UPします!

※ただし、6歳未満は使用できないので小さいお子様がいらっしゃる場合は安全に管理してください。

 

歯磨き剤の量はどのくらい使っていますか?

 

安全かつ効果的なこちらの量を参考に使ってみてくださいね!

2歳以下 500ppm 3mm

6歳未満 500ppm 5mm

6~14歳 1000ppm 1cm

15歳以上 1500ppm 2cm

 

最後に…

フッ素はお口に残っていることでむし歯予防効果を発揮します!

歯磨き後しっかりうがいして、せっかくのフッ素を洗い流してしまっては予防効果が低下してしまうのです。

歯磨き後のうがいは、1回だけ、軽くゆすぐということが上手に使うポイントになると思います!