『組織力向上セミナー 最終日を終えて』
こんにちは。
最近はだんだんと春に近づき、気持ちの良い風が吹いていますね。
引き続きお身体には十分お気を付け下さい。
本日は、相原あすかさん*を講師にお招きし、月に一回スタッフを対象に行っている【組織力向上セミナー】についてのお話をしていきたいと思います。
六回目の開催となった今回のセミナーは、今まで学ばせていただいた講座の総括を行いました。
一回目から五回目までの題目は以下より↓↓
第一回 接遇マナー研修
第二回 コミュニケーション講座①
第三回 コミュニケーション講座②
第四回 アンガーマネジメント講座①
第五回 アンガーマネジメント講座②
*1月16日のブログで、講師である相原あすかさんの経歴を掲載しておりますので、そちらも併せてご確認ください。
★接遇マナー研修で学んだこと★
講座を受けるにあたり私たちが目標に掲げてきたことは、「すべての来院者さまの笑顔のために」を実現するためのマインドスキル(接遇・マナー)を身に付けるということでした。
まず初めに取り組んだことは『電話対応の基本』です。
電話というものはお相手の表情や仕草が見えないので、
① 声のトーンやテンポのみで印象が良くも悪くも左右される
② 丁寧な言葉遣いをマスターしている必要がある
③ 業務知識が必要とされる
等、簡単なようでとても難しく、接遇マナーにおいて最も重要なポイントの一つだということを学びました。他にも『正しい日本語・敬語』『正しい身だしなみ』『お辞儀の種類』など医療従事者としてはもちろん、一個人としてもとても身になる講座でした。
★コミュニケーション講座で学んだこと★
『コミュニケーションとは何か』を把握し、大切さを理解するためにロールプレイングを織り交ぜながらまず私たちが行ったことは『自分を知る』ことでした。
自分のことは自分が一番よく知っていると思っていましたが、意外にも他のスタッフに指摘されて気付いたことや、指摘されても自覚がないような自分の癖など新たな自分を発見でき、さらに自分を知れる良い機会になりました。
【コミュニケーションの種類】
言葉によるやりとり→言語コミュニケーション
声のトーン・滑舌→準言語コミュニケーション
表情・態度・ボディランゲージ→非言語コミュニケーション
人々は、三つの種類のコミュニケーションを使い分けながら人と接しており、伝えるだけがコミュニケーションではなく、自分の考えや必要な情報を相手に正確に分かりやすく伝える技術や、相手の考えや必要な情報を正しく聞き取る技術を向上させることを目標とし、今後も継続していきたいと思います。
★アンガーマネジメント講座で学んだこと★
アンガーマネジメントとは【Angry=怒り】を上手にコントロールして適切に対応するためのスキルです。
前述のブログ『医療従事者のためのアンガーマネジメント講座②』でも記載がありますが、怒りの特徴には「怒りの強度」「怒りの持続性」「怒りの頻度」「怒りの耐性」の四つがあり、
「怒りの強度」 怒った時にどの程度強く怒るか
「怒りの持続性」 怒った時にどの程度の期間怒りを持続させるか
「怒りの頻度」 どの程度の頻度で怒りを感じるか
「怒りの耐性」 どの程度怒りやすいか
と特徴を分析した心理テストのようなものを用いて自身の怒りの特性を診断していただいたので、怒りのタイプを自分自身で把握し、理解することによって怒りとの上手な付き合い方を身に付けられたのでとても良い機会となりました。
自分の怒りだけではなく、他人の怒りが生まれる原因を知ることによって回避できるトラブルや相手の意見を傾聴し、気持ちを汲む余裕が生まれるということを学びました。
★組織力向上セミナーを終えて★
半年に渡り受講させていただいていた講座が今回でいよいよ最終日を迎えました。
「すべての来院者さまの笑顔のために」を実現するためのマインドスキルを身に付けるということを今回の目標としてきましたが、接遇・マナーの基本や正しい日本語・敬語を一から学び、来院者さまのためにスキルアップするというのはもちろんのこと、自分自身のことを改めて考え知る大変良い機会になりましたし、これは私見ですがアンガーマネジメントを学んでからは働いているときに限らず、少しのことで気分が悪くなることも減りましたし、何より話し相手の話を傾聴し、意見を尊重できるようになったと感じています。普段の日常生活にもとても良い影響がありました。
仕事とはまた別にこのようなとても身になる機会を設けてくださった院長先生とこの組織力向上セミナーの講師を務めてくださった相原あすかさんには大変感謝しています。
このセミナーで学んだことを生かして、より良い歯科医院を築けていけたら良いなと思います。