日本臨床歯周病学会に参加してきました
こんにちは、歯科衛生士の石黒です。
日本臨床歯周病学会の歯科衛生士部セミナーに参加してきました。
いくつかの講義や歯科衛生士の症例発表などがありましたが、今回はその中から『オーラルフレイル』について紹介したいと思います。
『フレイル』とは”虚弱”のことで、高齢者が身体+社会性、精神面も弱まっていくことです。『オーラルフレイル』はお口の虚弱のことで、口周りの些細な衰え、例えば食べこぼし、むせ、歯の数が減る、口が乾くなどがあります。
誰でも加齢とともに生じるたんぱく質の合成機能が低下します。それにより、筋肉量の減少と機能の低下がおこります。お口も筋肉でできている部分が多いので、筋力が減少し、咬んだり飲み込んだりの機能が低下してしまいます。
肺炎死亡の96.8%は65歳以上
お口の機能が低下すると誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。
誤嚥性肺炎の主な原因はお口の中の細菌なので、お口の細菌のコントロールがとても大切になります。
近年では、歯周病の菌が糖尿病や心筋梗塞、動脈硬化など、全身の健康にも大きな影響があることもわかってきています。
お口のメンテナンスにぜひご来院ください!
当院の理念は
『歯科治療を通じて、患者さんがこれからずっと美味しいものが食べられて、健康で豊かな生活が送ることができるようにようにすること』
です。
当院では、主に歯科衛生士が担当となり、お口の衛生状態をより良く改善し、お口の病気やお口を原因とする全身疾患の予防に力を入れています!
年をとったら必ず介護が必要になるわけではありません。
フレイル(虚弱)は健康と要介護の中間となり、軽度な衰えの時に気づくことで、健康な機能を取り戻すことができるのです。
そうなる前からお口のケアをしていることが大きなカギになります!
ぜひ、メンテナンスにご来院ください!